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キヤノン電子株式会社 | 投資家向け情報 財務関連情報

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(1)

招集ご通知

(2)

ごあいさつ

 株主のみなさまには、平素から格別の

ご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。

 当社グループ第79期(平成29年1月1

日から平成29年12月31日まで)の定時

株主総会招集ご通知をお届けするにあた

り、謹んでごあいさつ申しあげます。

代表取締役社長

 当期の世界経済は緩やかに回復していますが、 中国やアジア新興国等の経済や政策、欧州諸国の 政局に関して、先行きの不透明感が続きました。  日本経済は、企業収益や雇用情勢が改善しており、 また個人消費も緩やかな回復基調が続きました。  このような状況の中、当社グループは収益の拡 大を目指し、全社を挙げた拡販活動や生産性向上 活動を推し進め、業績の確保と収益性の改善を図っ てまいりました。その結果、当期の連結売上高は 837億69百万円(前期比0.6%増)、連結経常利益 は98億86百万円(前期比24.2%増)、親会社株主 に帰属する当期純利益は77億39百万円(前期比 39.4%増)となり、増収増益となりました。  期末配当金につきましては、株主のみなさまの 日頃のご支援にお応えするために、1株につき40 円とすることを第79期定時株主総会でご提案申し あげます。これにより、年間の配当金は1株につ

き70円となり、前期に比べ10円の増配となります。  なお、新規事業として取り組んでいる宇宙関連 分野におきましては、平成29年6月に打ち上げた 超小型人工衛星「CシーイーE-Sサ ッ トAT-Iワン」の運用を順調に進め ています。1mの地上分解能を持つ望遠鏡とEOS カメラとの組み合わせで数々の地上撮影を成功さ せており、今後は衛星本体、撮影画像、内製コン ポーネントの外販等、事業化へ向けた準備を加速 していきます。

 今後も世界経済の先行きは不透明感が強く、予 断を許さない状況が続きますが、引き続き全社員 の力を結集させ、これまで以上に業績向上へ取り 組んでまいります。

 株主のみなさまにおかれましては、今後ともよ り一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、心からお 願い申しあげます。

平成30年3月

(3)

ごあいさつ

1

「CE-SAT-I」関連ニュース

3

第79期定時株主総会招集ご通知

5

議決権の行使についてのご案内

6

株主総会参考書類

7

第1号議案 剰余金の配当の件

第2号議案 取締役12名選任の件

第3号議案 監査役1名選任の件

第4号議案 取締役賞与支給の件

会社法第437条および第444条に基づく提供書類

事業報告

17

連結計算書類

37

計算書類

39

監査報告

41

トピックス

45

経 営 方 針

企業品質向上を目指して

社会人として思いやりを

持った人格の形成

世界から尊敬と信頼を

受ける企業と人

1 2

(4)

超小型人工衛星「CE-SAT-I」の打ち上げに成功しました!

「CE-SAT-I」関連ニュース

写真3:UAE/ドバイを撮影 写真4:オーストラリア/シドニーを撮影 写真5:東京を撮影

 当社が開発を進めてきた超小型人工衛星「CシーイーE-Sサ ッ トAT-Iワン」が平成29年6月23日 (金)午後0時59分(日本標準時)、インドのサティシュ・ダワン宇宙センター からインド宇宙庁のPSLVロケットに搭載して打ち上げられました(写真1)。

 衛星は、打ち上げから17分1秒後 に高度505kmの周回軌道に投入さ れました(写真2:ロケット搭載の カメラから撮影された分離の様子)。 最初の交信は同日午後8時25分に赤 城地上局と行われ、衛星が正常に動 作していることを確認しました。衛 星は朝と夜の各2回日本上空に飛来 して、当社赤城事業所の敷地内に設 置された地上局と通信を行っており、 地上の高精細画像の撮影に成功して います(写真3,4,5)。

 CE-SAT-Iは大きさ50×50×80[cm]・質量65[kg]の超小型衛星で、キヤノン電子製のコンピュータを搭 載し、またカメラにはEOS 5D MarkIIIを用いて、宇宙から地上の1mの物体を見分ける性能を持ちます。

写真1:PSLVロケット打ち上げ Credit:ISRO/Antrix

写真2:宇宙空間へ放出されるCE-SAT-I Credit:ISRO/Antrix

(5)

 平成29年11月、CE-SAT-Iが「社会基盤システム/インフラストラクチャー」のカテゴリーでグッドデザ イン賞を受賞しました。EOS 5D MarkIIIを用いた衛星のカメラで地球を観測して得た情報が、人々の暮ら しや産業で活用され、「よりよい暮らし」に貢献する、という点が評価されました。グッドデザイン賞は、公 益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。  これを受け同月1日~5日の5日間、東京ミッドタウン(東京・港区)で開催された「2017年度グッド デザイン賞受賞展『GOOD DESIGN EXHIBITION 2017』」にCE-SAT-Iを出展しました。CE-SAT-Iは、 受賞件数ランキング上位企業による特別展示のキヤノンブースで、キヤノングループの受賞製品と共に展 示されました。

 平成29年11月15日に「衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いの確保に関する法律」が施行された ことに伴い、同法律に適合した衛星装置として、CE-SAT-Iが国内の民間衛星で初めて認められました。  現在は人工衛星と地上局との通信や宇宙から地球の撮影を行うなどの実証試験を行っており、今後は衛星 本体、衛星で撮影した画像データ、および衛星主要部品の販売などのビジネス展開を進めていく予定です。  引き続き、キヤノン電子の宇宙事業への取り組みにご期待ください。

「CE-SAT-I」2017年度グッドデザイン賞受賞!

「CE-SAT-I」のこれから

「CE-SAT-I」関連ニュース

写真7:グッドデザイン賞受賞展の様子 写真8:キヤノンのブースで 展示されたCE-SAT-I 写真6:グッドデザイン賞の賞状

3 4

(6)

第79期定時株主総会招集ご通知

株主のみなさまへ

拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。

 さて、当社第79期定時株主総会を下記のとおり開催いたしますので、ご出席くださいま

すようご通知申しあげます。

 なお、当日ご出席願えない場合は、書面によって議決権を行使することができますので、

お手数ながら後記の株主総会参考書類をご検討くださいまして、同封の議決権行使書用紙に

賛・否をご表示いただき、

平成30年3月27日(火曜日)午後5時まで

に到着するようご返送

いただきたくお願い申しあげます。

敬 具

注 1. 当日ご出席の際は、お手数ながら同封の議決権行使書用紙を会場受付にご提出くださいますようお願い申しあげます。

2. 株主総会参考書類ならびに事業報告、計算書類および連結計算書類に修正が生じた場合は、インターネット上の当社ウェブサイト   (http://www.canon-elec.co.jp/)に掲載させていただきます。

平成30年3月5日

1

日    時

平成30年3月28日(水曜日)午前9時

2

場    所

埼玉県児玉郡美里町大字甘粕1611番地

当社美里事業所 会議室

(裏表紙の「株主総会会場ご案内略図」をご参照ください)

3

会議の目的事項 報告事項

1. 第79期(平成29年1月1日から平成29年12月31日まで)

事業報告の内容、連結計算書類の内容ならびに会計監査人お

よび監査役会の連結計算書類監査結果報告の件

2. 第79期(平成29年1月1日から平成29年12月31日まで)

計算書類の内容報告の件

決議事項

第1号議案 剰余金の配当の件

第2号議案 取締役12名選任の件

第3号議案 監査役1名選任の件

第4号議案 取締役賞与支給の件

4

議 決 権 行 使 に

ついてのご案内

次頁に記載の「議決権の行使についてのご案内」をご参照ください。

以 上

埼玉県秩父市下影森1248番地

代表取締役 

酒 巻  久

社   長 

      

(7)

議決権の行使についてのご案内

株主総会への出席による議決権行使

同封の議決権行使書用紙を会場受付にご提出ください。

また、第79期定時株主総会招集ご通知(本書)をご持参ください。

株主総会開催日時:

平成30年3月28日(水曜日)

午前9時

株主総会開催場所:当社美里事業所 会議室

郵送による議決権行使

後記株主総会参考書類をご検討のうえ、同封の議決権行使書用紙に賛否 をご記入のうえ、切手を貼らずにご投函ください。

行使期限:

平成30年3月27日(火曜日)午後5時まで

に 到着するようにご返送ください。

株主総会における議決権は、株主のみなさまの重要な権利です。株主総会参考書類(7

頁から16頁)をご検討のうえ、議決権を行使いただきますようお願い申しあげます。

議決権の行使には以下の2つの方法がございます。

インターネットによる開示について

 次の事項につきましては、法令および当社定款第14条に基づきインターネット上の当社ウェブサイト に掲載しておりますので、第79期定時株主総会招集ご通知(提供書類)には記載しておりません。

① 連結計算書類の連結注記表  ② 計算書類の個別注記表

③ 連結株主資本等変動計算書  ④ 株主資本等変動計算書

http://www.canon-elec.co.jp/

 なお、会計監査人および監査役会が監査した連結計算書類および計算書類は、第79期定時株主総会招 集ご通知(提供書類)に記載の各書類のほか、上記ご案内の当社ウェブサイトに掲載している上記①~④ となります。

URL

5 6

(8)

株主総会参考書類

第1号議案 

剰余金の配当の件

 当社は、将来にわたる株主価値増大のために内部留保を充実させ、事業の積極展開・体質強化を図 ることにより、株主のみなさまへの安定した配当を維持することを基本方針としております。  当期の期末配当につきましては、上記基本方針を総合的に勘案し、株主のみなさまの日頃のご支援 にお応えするため、下記のとおり1株につき40円とさせていただきたいと存じます。

 なお、すでに中間配当金として1株につき30円をお支払いいたしておりますので、年間の配当金 は1株につき70円となり、前期に比べ10円の増配となります。

①配当財産の種類

金銭といたします

② 配当財産の割当てに関する事項

およびその総額

当社普通株式1株につき 金40円

配当総額

金1,632,627,760円

③剰余金の配当が効力を生じる日

平成30年3月29日

【ご参考:第79期 年間配当金 1株につき70円 / 配当性向 36.9%】

【ご参考】第79期配当金/配当性向

第79期 (平成29年度)

中間 期末 合計

1株当たり配当金 30円 40円 70円

配当性向 30.8% 43.4% 36.9%

配当金総額 1,224百万円 1,632百万円 2,857百万円

(9)

第2号議案 

取締役12名選任の件

 取締役全員(12名)は、本総会終結の時をもって任期満了となります。

 つきましては、取締役12名の選任をお願いいたしたいと存じます。  取締役候補者は、次のとおりであります。

候補者番号 氏名 当社における地位、担当 取締役会出席状況

1

さ か ま き

巻 久

ひさし 代表取締役社長 再任 (16回/16回)100%

2

は し も と

元 健

たけし 取締役副社長 LBP事業部長兼事務機コンポ事業部長 再任 (15回/16回)94%

3

え は ら

原孝

た か し

専務取締役 磁気コンポ事業部長 再任 (16回/16回)100%

4

い し づ か

塚 巧

たくみ 専務取締役総合管理センター所長兼人事部長 再任 (16回/16回)100%

5

あ ら い

井 忠

ただし 常務取締役 事務機コンポ事業部副事業部長兼モータ事業部長兼生産技術センター所長 再任 (16回/16回)100%

6

しゅう

 耀

よ う み ん

常務取締役 材料研究所長兼材料研究部長 再任 (16回/16回)100%

7

う ち

や ま

 毅

たけし 常務取締役 キヤノン電子テクノロジー 株式会社代表取締役社長 再任 (16回/16回)100%

8

た か は し

橋純

じゅんいち

取締役 NA事業部長 再任 (16回/16回)100%

9

う え た け

竹利

と し お

調達センター所長兼EI事業部長取締役  再任 (16回/16回)100%

10

と よ だ

田正

ま さ か ず

取締役  再任 社外 独立 (13回/16回)81%

11

う つ み

海勝

か つ ひ こ

取締役  再任 社外 独立 (15回/16回)94%

12

と が り

苅利

と し か ず

新任 社外 独立 -

7 8

(10)

候補者

番 号

さ か ま き

巻 久

ひさし 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 42年 1月 キヤノン(株)入社 平成 元年 3月 同社取締役

平成 3年 2月 同社総合企画担当

平成 4年 5月 同社生産本部長兼環境保証担当 平成 8年 3月 同社常務取締役

当社監査役

平成11年 3月 当社代表取締役社長(現在)

【重要な兼職の状況】

株式会社富士通ゼネラル社外取締役 株式会社ヤオコー社外取締役 再任

生年月日 昭和15年3月6日

所有する当社株式の数 12,200株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたりキヤノン株式会社の開発・設計・生産・環境保証部門を牽引し、当社では代表取締役社長とし て環境経営を推進し、利益率10%超の高収益企業へと成長させました。経営者としての豊富な経験や識見を 活かし、引き続き当社の取締役会における重要事項の決定および職務執行の監督に十分な役割を果たすこと ができると判断し、取締役候補者といたしました。

候補者

番 号

は し も と

元 健

たけし 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 60年 4月 キヤノン(株)入社 平成 14年 5月 当社LBP事業部LBP管理部長 平成 16年 4月 当社LBP事業部副事業部長

兼LBP管理部長 平成 19年 3月 当社取締役

当社LBP事業部長(現在) 平成 21年 3月 当社常務取締役

平成 24年 1月 当社事務機コンポ事業部長(現在) 平成 24年 3月 当社専務取締役

平成 25年 3月 当社取締役副社長(現在)

平成 25年 11月 当社機能部品事業推進センター所長 平成 25年 12月 当社生産技術センター所長

再任

生年月日 昭和37年9月12日

所有する当社株式の数 6,100株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社のレーザープリンター部門およびレーザープリンター、複合機向けのレーザースキャナー ユニット部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、取締役副社長を務め、豊富な業務上の専門的知 識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物であることから、当社グループ における企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたしました。

(11)

候補者

番 号

え は ら

原孝

た か し

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 55年 4月 当社入社 平成 14年 1月 当社磁気コンポ事業部磁気コンポ

営業部長 平成 19年 3月 当社取締役

当社磁気コンポ事業部長 兼磁気コンポ営業部長 平成 20年 4月 当社磁気コンポ事業部長 平成 21年 3月 当社常務取締役

平成 25年 3月 当社専務取締役(現在) 平成 25年 10月 当社磁気コンポ事業部長

兼磁気コンポ設計部長

平成 28年 3月 当社磁気コンポ事業部長(現在) 再任

生年月日 昭和32年2月10日

所有する当社株式の数 3,900株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社のカメラ関連部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、専務取締役を務め、豊富 な業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物であること から、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたしました。

候補者

番 号

い し づ か

塚 巧

たくみ 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 57年 4月 当社入社 平成 13年 1月 当社人事部長

平成 16年 4月 当社人事部長兼施設部長 平成 17年 3月 当社取締役

平成 18年 1月 当社人事部長

平成 20年 4月 当社人事センター所長 平成 21年 3月 当社常務取締役

平成 25年 1月 当社人事センター所長兼経理部長 平成 28年 3月 当社専務取締役(現在)

平成 29年 8月 当社総合管理センター所長 兼人事部長(現在) 再任

生年月日 昭和33年12月7日

所有する当社株式の数 4,200株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社の人事部門および経理部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、専務取締役を務 め、豊富な業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物で あることから、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたし ました。

9 10

(12)

候補者

番 号

しゅう

 耀

よ う み ん

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況平成 12年 4月 当社入社 平成 20年 2月 当社中央研究所材料研究所

材料研究部長

平成 20年 3月 当社中央研究所材料研究所長 兼材料研究部長

平成 21年 3月 当社材料研究所長兼材料研究部長 (現在)

平成 24年 3月 当社取締役

平成 28年 3月 当社常務取締役(現在) 再任

生年月日 昭和37年11月11日

所有する当社株式の数 1,900株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社の材料研究部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、常務取締役を務め、豊富な 業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物であることか ら、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたしました。

候補者

番 号

あ ら い

井 忠

ただし 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 56年 4月 当社入社 平成 15年 4月 当社事務機コンポ事業部

事務機コンポ管理部長 平成 17年 4月 当社事務機コンポ事業部

事務機コンポ第三工場長 平成 19年 12月 当社事務機コンポ事業部 事務機コンポ第四工場長 平成 23年 3月 当社取締役

平成 23年 7月 当社事務機コンポ事業部副事業部長 兼事務機コンポ第二工場長

平成 24年 10月 当社事務機コンポ事業部副事業部長 兼モータ事業部長

平成 27年 6月 当社事務機コンポ事業部副事業部長 兼モータ事業部長兼生産技術センター所長(現在) 平成 28年 3月 当社常務取締役(現在)

再任

生年月日 昭和33年1月19日

所有する当社株式の数 2,450株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社のモータ製造部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、常務取締役を務め、豊富 な業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物であること から、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたしました。

(13)

候補者

番 号

う ち や ま

山 毅

たけし 略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 62年 4月 アジアコンピュータ(株)(現キヤノン 電子テクノロジー(株))入社 平成 10年 4月 同社営業推進部長

平成 11年 6月 同社取締役営業本部長

平成 18年 4月 同社常務取締役執行役員SI事業部長 兼営業副本部長

平成 19年 12月 同社専務執行役員システム・ インテグレーション事業本部長 平成 20年 3月 同社代表取締役社長(現在) 平成 22年 3月 当社取締役

平成 29年 3月 当社常務取締役(現在)

【重要な兼職の状況】

キヤノン電子テクノロジー株式会社代表取締役社長 再任

生年月日 昭和39年12月22日

所有する当社株式の数 6,500株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり情報関連事業を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、常務取締役および当社子会社の社 長を務め、豊富な業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ 人物であることから、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者と いたしました。

候補者

番 号

た か は し

橋純

じゅんいち

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 57年 4月 当社入社 平成 16年 10月 当社材料研究所材料研究部長 平成 20年 2月 当社NA事業推進部副事業推進部長 平成 20年 3月 当社NA事業推進部長

平成 23年 4月 当社NA事業部長(現在) 平成 25年 3月 当社取締役(現在)

再任

生年月日 昭和35年1月1日

所有する当社株式の数 2,350株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社の電鋳部品開発部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、取締役を務め、豊富な 業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物であることか ら、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたしました。

11 12

(14)

候補者

番 号

う え た け

竹利

と し お

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 56年 4月 キヤノン(株)入社

平成 20年 5月 キヤノンエンジニアリング香港 社長 平成 23年 4月 キヤノン(株)調達本部

グローバル調達統括センター 調達統括企画部長

平成 24年 4月 当社調達センター所長 平成 25年 2月 当社調達センター所長

兼EI事業部長(現在) 平成 28年 3月 当社取締役(現在) 再任

生年月日 昭和35年6月17日

所有する当社株式の数 1,000株

【取締役候補者とした理由】

長年にわたり当社の調達部門および基板実装部門を牽引し、成果を挙げてまいりました。また、取締役を務 め、豊富な業務上の専門的知識と経験を有し、当社取締役にふさわしい優れた人格と高い識見を持つ人物で あることから、当社グループにおける企業価値の更なる向上に資するものと判断し、取締役候補者といたし ました。

候補者

番 号

10

と よ だ

田正

ま さ か ず

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 48年 4月 通商産業省入省 平成 15年 8月 経済産業省商務情報政策局長 平成 18年 7月 同省通商政策局長

平成 19年 7月 同省経済産業審議官

平成 20年 8月 同省顧問 内閣官房宇宙開発戦略本部事務局長 平成 20年 11月 内閣官房参与

平成 22年 6月 (株)村田製作所社外監査役 平成 22年 7月 財団法人(現一般財団法人)

日本エネルギー経済研究所理事長(現在) 平成 23年 6月 日東電工(株)社外監査役(現在) 平成 27年 3月 当社社外取締役(現在)

平成 28年 6月 (株)村田製作所社外取締役(現在)

【重要な兼職の状況】

一般財団法人日本エネルギー経済研究所理事長 株式会社村田製作所社外取締役

日東電工株式会社社外監査役 再任 社外 独立

生年月日 昭和24年6月28日

所有する当社株式の数 0株

【社外取締役候補者とした理由】

経済産業審議官や内閣官房参与などの要職を歴任しており、経済・国際貿易分野での豊富な経験と高度で幅 広い専門知識を有しております。社外取締役または社外監査役となること以外の方法で会社経営に携わった 経験はありませんが、現在他社の社外役員も務めており、その高い専門性と経験を当社の経営に活かして頂 きたく、社外取締役候補者といたしました。

(15)

候補者

番 号

12

と が り

苅利

と し か ず

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 46年 7月 労働省入省 平成 11年 7月 同省大臣官房長

平成 13年 1月 厚生労働省大臣官房長 平成 14年 8月 同省職業安定局長 平成 15年 8月 同省厚生労働審議官 平成 16年 7月 同省事務次官

平成 19年 10月 独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構理事長 平成 20年 4月 法政大学大学院政策創造研究科客員教授(現在) 平成 23年 6月 財形住宅金融(株)代表取締役会長(現在) 平成 26年 5月 公益社団法人

日本看護家政紹介事業協会会長(現在)

【重要な兼職の状況】

法政大学大学院政策創造研究科客員教授 財形住宅金融株式会社代表取締役会長 公益社団法人日本看護家政紹介事業協会会長 新任 社外 独立

生年月日 昭和22年11月28日

所有する当社株式の数 0株

【社外取締役候補者とした理由】

厚生労働審議官や厚生労働省事務次官などの要職を歴任しており、雇用・労働行政分野での豊富な経験と高 度で幅広い専門知識を有しております。また、現在他社にて会社経営に携わり、大学教授等も務めているこ とから、その高い専門性と経験を当社の経営に活かして頂きたく、社外取締役候補者といたしました。

候補者

番 号

11

う つ み

海勝

か つ ひ こ

略歴、地位、担当および重要な兼職の状況昭和 44年 4月 古河電気工業(株)入社 平成 5年 6月 同社営業本部電子機器営業部長 平成 9年 6月 同社中部支社長

平成 12年 6月 同社取締役中部支社長

平成 15年 6月 同社常務取締役兼執行役員常務 平成 16年 4月 同社常務取締役兼執行役常務CMO

兼輸出管理室長

平成 17年 6月 古河電池(株)代表取締役社長 平成 24年 6月 同社相談役

平成 27年 3月 当社社外取締役(現在)

リリカラ(株)社外取締役(現在) 平成 27年 4月 (株)ジャテック代表取締役社長

【重要な兼職の状況】

リリカラ株式会社社外取締役 再任 社外 独立

生年月日 昭和21年7月15日

所有する当社株式の数 0株

【社外取締役候補者とした理由】

長年にわたる会社経営の豊富な経験と、高度で幅広い専門知識を有し、他社の社外役員も務めていることか ら、社外取締役として当社経営に対し有益なご意見やご指摘を頂けることを期待し、社外取締役候補者とい たしました。

13 14

(16)

取締役候補者に関する特記事項

1.取締役候補者と当社との間の特別の利害関係について

各候補者と当社との間には、いずれも特別の利害関係はございません。

2.取締役候補者 内海勝彦氏の兼職先による法令違反および内海氏の対応について

内海勝彦氏が社外取締役に就任しているリリカラ株式会社は、公正取引委員会より平成29年3月13日付にて、私的独占の禁止及び 公正取引の確保に関する法律の規定に基づき、排除措置命令および課徴金納付命令を受けました。同氏は日頃より、コンプライアン スおよび内部統制の重要性等の観点から注意を喚起しており、本件の後にも、第三者委員会による実態調査および再発防止に向けて 更なる内部統制の強化を行うよう、これまでの経験を踏まえ、提言と意見表明を行いました。

3.取締役候補者 豊田正和氏、内海勝彦氏および戸苅利和氏について

(1)豊田正和氏、内海勝彦氏および戸苅利和氏は、会社法施行規則第2条第3項第7号に定める社外取締役候補者であります。 (2) 豊田正和氏、内海勝彦氏および戸苅利和氏は、当社が定める「独立社外役員の独立性判断基準」(下記ご参照)を満たしており、

独立性を有すると判断しております。

(3)豊田正和氏および内海勝彦氏の社外取締役としての在任期間は、それぞれ本総会終結の時をもって3年となります。

(4) 当社は、豊田正和氏および内海勝彦氏との間で、会社法第423条第1項の損害賠償責任を法令に定める限度額に限定する契約を 締結しております。両氏が選任された場合、当社は引き続き両氏との間で当該契約を継続する予定です。

また、戸苅利和氏が取締役に選任された場合、当社は同氏との間に、会社法第423条第1項の損害賠償責任を法令に定める限度額 に限定する契約を締結する予定です。

(5) 当社は、豊田正和氏および内海勝彦氏を、当社が上場している東京証券取引所が定める独立役員として届け出ております。両氏 が選任された場合、当社は引き続き両氏を独立役員とする予定です。

また、戸苅利和氏が取締役に選任された場合、当社は同氏を独立役員として東京証券取引所に対し届け出る予定です。

「独立社外役員の独立性判断基準」の制定について

 当社は、独立社外取締役および独立社外監査役の独立性を担保するための基準を明らかにすることを目的として、 「独立社外役員の独立性判断基準」を制定しております。

【ご参考】

独立社外役員の独立性判断基準

当社は、社外取締役・社外監査役の要件および金融商品取引所の独立性基準を満たし、且つ、次の各号のいずれにも該当しない者を もって、「独立社外役員」(当社経営陣から独立し、一般株主と利益相反が生じるおそれのない者)と判断する。

1. 当社グループ(当社およびその子会社をいう。以下同じ。)を主要な取引先とする者もしくは当社グループの主要な取引先または それらの業務執行者

2. 当社グループの主要な借入先またはその業務執行者 3. 当社の大株主またはその業務執行者

4. 当社グループから多額の寄付を受けている者またはその業務執行者

5. 当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計専門家または法律専門家(法人、組 合等の団体である場合は当該団体に所属する者をいう。)

6. 当社グループの会計監査人である監査法人に所属する公認会計士(当社の直前3事業年度のいずれかにおいてそうであった者を 含む。)

7. 社外役員の相互就任関係となる他の会社の業務執行者

8. 各号に該当する者のうち、会社の取締役、執行役、執行役員、専門アドバイザリーファームのパートナー等、重要な地位にある 者の近親者(配偶者および二親等以内の親族)

(注)

* 1号の「主要な」とは、当社グループと当該取引先との間の取引金額(直前3事業年度のいずれか)が、当該取引先または当社の連結売上高の 1%を超える場合をいう。

* 2号の「主要な」とは、当社の直前3事業年度のいずれかにおける借入金残高が、当社の連結総資産の1%を超える場合をいう。 * 3号の「大株主」とは、当社の議決権の5%以上を保有する株主をいう。

* 4号の「多額」とは、当社の直前3事業年度のいずれかにおいて、寄付受給額が(イ)年1,200万円超(個人の場合)または(ロ)当該寄付先の 年間総収入の1%超(団体の場合)に該当する場合をいう。

* 1号から4号までおよび7号の「業務執行者」とは、業務執行を担当する取締役・理事、執行役、執行役員、支配人その他の使用人(1号から4 号にあっては直前3事業年度中にその職にあった者を含む。)をいう。

* 5号の「多額」とは、当社の直前3事業年度のいずれかにおいて、当該コンサルタント等の収受財産の額が(イ)年1,200万円超(個人の場合) または(ロ)当該コンサルタント等の売上高の1%超(団体の場合)に該当する場合をいう。

以 上

(17)

第3号議案 

監査役1名選任の件

第4号議案 

取締役賞与支給の件

 当期末時点の社外取締役を除く取締役10名に対し、当期の功労に報いるため、当期の業績、支給 対象人員等を勘案して、取締役賞与総額32,950,000円を支給することといたしたいと存じます。

以 上  監査役 恩田俊二氏は、本総会終結の時をもって辞任により退任されます。つきましては、監査役 1名の選任をお願いいたしたいと存じます。

 監査役候補者は、次のとおりであります。

 なお、本議案の提出につきましては、あらかじめ監査役会の同意を得ております。

候補者 はやし

じゅんいちろう

一郎

略歴、地位および重要な兼職の状況

昭和 56年 4月 キヤノン(株)入社 平成 23年 7月 当社品質保証部長(現在) 平成 26年 7月 当社常務執行役員(現在)

新任

生年月日 昭和32年10月27日

所有する当社株式の数 0株

【監査役候補者とした理由】

長年にわたり当社の品質保証部門を牽引していることから、当社グループの各事業に関する知見と経験を有 しております。また、優れた人格と高い識見を持つ人物であることから、当社グループの監査に活かすこと ができる人材であると判断し、監査役候補者といたしました。

注.候補者と当社との間には、特別の利害関係はありません。

15 16

(18)

会社法第437条および第444条に基づく提供書類

1

キヤノン電子グループの現況に関する事項

(1) 事業の経過およびその成果

(ご参考)

数字でわかるキヤノン電子グループ

 当期の世界経済は、米国において消費や雇用 者数が増加するなど全体として緩やかに回復し ていますが、中国やアジア新興国等の経済や政 策、欧州諸国の政局に関して先行きの不透明感 が続きました。日本経済は、企業収益や雇用情 勢が改善しており、また消費者物価が横ばいに 推移するなど、個人消費も緩やかな回復基調が 続きました。為替は前期と比べ、米ドル・ユー ロともに第1四半期はやや円高で推移しました が、第2四半期以降は概ね円安に推移しました。

 当社グループ関連市場におきましては、デジ タルカメラ市場は、手軽に高画質な写真撮影が 可能な製品への需要が高まっており、ミラーレ スカメラの販売は好調に推移していますが、ス マートフォンの影響により、市場全体では厳し い状況が続いています。ドキュメントスキャナー

市場は、新興国を中心とする文書電子化需要の 増加や利用方法の多様化・高度化により、引き 続き拡大傾向にあります。情報関連市場は、従 来のIT投資に加え、IoT(Internet of Things、 モノのインターネット化)、A I(A r t i f i c i a l Intelligence、人工知能)、ビッグデータ等の 新分野への投資も増加するなど、企業の投資意 欲が活性化しつつあり、市場は拡大傾向にあり ます。

 このような状況の中、当社グループは既存製 品の積極的な拡販活動とともに、最大80枚給紙 で大量のスキャン業務をサポートし、新開発DR プロセッサーの搭載により高速スキャンと画質 向上を実現したドキュメントスキャナー「DR-M260」、タブレット等と連携し、カード決済に 対応したプリンター一体型モバイル決済端末機

ROE

(自己資本当期純利益率)

9.1

ROA

(総資産経常利益率)

9.4

自己資本比率

81.2

売上高経常利益率

11.8

事業報告

(平成29年1月1日から平成29年12月31日まで)

(19)

「CA-P1」等の新製品をラインアップに加え、 受注活動を強力に推し進めました。

 加えて、新規事業として取り組んでいる宇宙 関連分野では、当社が開発を進めてきた超小型 人工衛星「CE-SAT-I」を平成29年6月23日に インドのサティシュ・ダワン宇宙センターから打 ち上げ、各種機能の実証実験の他、1mの地上 分解能を持つ望遠鏡と、キヤノン製のデジタル 一眼レフカメラ EOS 5D MarkIIIとの組み合わ せによる地上の高精細画像の撮影に成功してい ます。また、同年11月には国内の民間衛星初と なるリモートセンシング法に対応した衛星装置 として認められました。今後は定常運用による 技術蓄積を継続するとともに、衛星本体、衛星 で撮影した画像データ、および衛星主要部品の 販売などのビジネス展開を進めていく予定です。

売上高

837

69

百万円

前期比

0.6

営業利益

96

億 

5

百万円

前期比

18.9

経常利益

98

86

百万円

前期比

24.2

親会社株主 に帰属する

当期純利益

77

39

百万円

前期比

39.4

設備投資費

18

92

百万円

研究開発費

46

億円

配当性向

36.9

従業員数

5,063

17 18

(20)

レーザースキャナーユニット レンズ交換式デジタルカメラ用

シャッターユニット

連結売上高

476

50

百万円

前期比

7.9

シャッターユニット、絞りユニット、磁気センサー、

レーザースキャナーユニット、プリント基板実装の製造販売

当期の概況

 コンポーネント部門におきましては、デジタルカメラ市場は、手軽に高画質な写真撮影が可能な製 品への需要が高まっていますが、スマートフォンの影響により厳しい状況が続いています。このよう な状況でしたが、主力製品であるデジタルカメラ用シャッターユニットや絞りユニット等について積 極的に受注活動を展開した結果、売上は堅調に推移しました。

 レーザープリンター・複合機向けのレーザースキャナーユニットは、生産性の向上や構成部品の内 製化を積極的に推し進め、引き続き原価低減に取り組みました。新製品の製造開始もあり、売上は堅 調に推移しました。

 また、前期末からベトナム子会社において生産を開始した複合機向けのリーダーユニットは、今期 は受注が堅調に推移し、売上が増加しました。

部門別 売上高 構成比

(主要製品)

77期 78期 79期

売上高 ( :百万円)

48,564 44,181 47,650

57

キヤノン電子グループの現況に関する事項

コンポーネント部門

(21)

当期の概況

 ドキュメントスキャナーは、低速機から高速機までラインアップをより充実させたimage FORMULA(イメージフォーミュラ)シリーズの一層の拡販に努めました。当期はドキュメントス キャナーや海外向け小切手スキャナーの新製品を発売した結果、欧州・米州向け等の売上が伸び、全 体の売上も増加しました。

 ハンディターミナルは、スマートフォンやタブレット端末との差別化と新しい自動認識技術の導入 により、使用業種、業務範囲が広がっております。当期はハンディターミナル本体の売上は増加しま したが、バッテリー・モバイルプリンター等の関連商品の売上が前期を下回り、全体の売上は減少し ました。

 レーザープリンターは、効率的な部品調達や生産性の向上等に取り組みましたが、減産の影響によ り、売上は減少しました。

電子情報機器部門

連結売上高

264

95

百万円

前期比

12.4

ドキュメントスキャナー、ハンディターミナル、

レーザープリンターの製造販売

部門別 売上高 構成比

(主要製品)

77期 79期

売上高 ( :百万円)

31,932

26,495

78期 30,246

32

高速スキャンと 高耐久を実現した ドキュメントスキャナー 「DR-M260」

タブレット等と連携し、 カード決済に対応した モバイル決済端末機 「CA-P1」

19 20

(22)

連結売上高

96

23

百万円

前期比

8.6

業務分析サービス、情報セキュリティ対策サービス、名刺管理サービス、

顧客情報管理サービス、システム開発・保守・運用、FA機器、

環境関連機器、小型電動射出成形機、小型三次元加工機、血圧計、滅菌機

当期の概況

 情報関連事業は、情報セキュリティ対策ソフト「SML」、業務分析サービス「ログマネジメント」、 名刺管理サービス「アルテマブルー」、医療機関向け日本語入力ソフト「医用辞書」等の受注活動を 積極的に展開しました。

 また、サーバーやネットワークの構築等、インフラ関連やシステム開発・保守・運用案件の獲得に 努めました。加えて、金融機関向け情報系基盤・データベース「entrance® Banking」、ならびに学 校向け教務管理システム「SCHOOL AID®」の販売に注力し、売上は増加し

ました。

 環境機器事業は、小型三次元加工機「MF-150A MarkⅡ」および業務用 生ごみ処理機「Land care16Ⅱ」、小型電動射出成形機「LS-715シリーズ」 を主力商品として積極的な販売活動を展開しました。また、FA機器の新規案 件の受注が増え、医療分野では血圧計や滅菌機などの生産移管をキヤノング ループ内で受け、生産を開始した結果、売上は増加しました。

 なお、歯科市場向けの小型三次元加工機については、平成30年中の販売を 目指し、準備を本格化させています。

部門別 売上高 構成比

(主要製品)

77期 79期

売上高 ( :百万円)

8,876 9,623

78期 8,862

11

キヤノン電子グループの現況に関する事項

その他の部門

歯科市場向け 小型三次元加工機 「MD-350」

(23)

(2) 設備投資の状況

(3) 対処すべき課題

 当社グループにおいて当期中に実施しました設備投資の総額は、18億92百万円で、その主なもの は、新製品に伴う金型投資、設備更新投資等であります。

 世界の景気は緩やかに回復していますが、中国やアジア新興国等の経済や政策、欧州諸国の地政学 的リスクに関して先行きの不透明感が続いており、日本経済は、企業収益や雇用情勢が改善しており、 個人消費は緩やかに持ち直している状況であります。一方、当社の製品を取り巻く環境は、激しい価 格競争による低価格製品へのシフトなど、依然として厳しい状況が続いています。

 このような状況下で、当社は以下の課題に取り組んでまいります。

成長分野への参入とその確立

 当社では現在、様々な成長分野への参入を進めております。宇宙関連分野では開発を進めてきた超 小型人工衛星の打ち上げ成功に続き、実証試験を重ね、高精細画像の撮影に成功しています。引き続 き本格的な事業化へ向けた準備を進めてまいります。医療分野では、血圧計や滅菌機、薬剤分包機の 生産移管を受けて生産を開始し、歯科用の三次元加工機についても発売に向けた準備を本格化させて います。さらに、農業分野では完全自動化の植物工場の運営に向けた準備を進めています。

 新たな事業に取り組むにあたり、従来にも増して全社員の持てる力を最大限に結集し、質の創造 (世界に通用する倫理観・知識・技術および実行力を持った高品質企業を目指す)を強力に推進して

まいります。

製品品質と研究開発力の質の向上

 研究開発部門は縦横の情報交換をさらに密に行い、「製品品質の向上」、すなわちユーザーニーズを 的確にとらえ、新しいアイデアを取り入れた「ムダのない商品開発」を実行してまいります。さらに、 「研究開発力の質の向上」を図るため、時代の流れをよく見極め、新しいものに失敗を恐れずに挑戦

してまいります。加えて、社員一人ひとりが各々の分野で第一人者となるために行動し、そのために 必要な投資や人材の育成と活用を図り、お客様に喜んでいただける製品を創出してまいります。

事業・製品・生産拠点にマッチした生産体制の追求

 部品発注・生産から顧客への製品納入まで、物・情報の流れの過程でのすべてのムダを徹底的に排除し、 生産工場の機能を常に見直し、生産性を向上させてまいります。そして、生産工場で働く人々のやりがいと スピードを重視した現場中心主義の体制を追求し続け、環境変化に素早くかつ柔軟に対応し、高機能、高品 質、低コストで真に価値ある製品をお客様に提供し続けてまいります。

21 22

(24)

キヤノン電子グループの現況に関する事項

財務ハイライト(連結)

売上高経常利益率

(単位:%)

自己資本比率/自己資本当期純利益率(ROE)

(単位:%)

1株当たり純資産(BPS)

(単位:円)

売上高

(単位:百万円)

0 30,000 60,000 90,000 120,000 83,769 95,482 98,016

75期 76期 79期

(当期)

83,290

78期

89,373

77期

5 0 15 10 9.6 11.0 11.1

75期 76期 78期

11.9

77期

11.8

79期

(当期)

経常利益/親会社株主に帰属する当期純利益

(単位:百万円)

10,000 5,000 0 15,000 7,959 10,524 10,877 9,886

79期

(当期) 75期 76期 78期

10,677

77期

5,553 6,951

7,249 7,377 7,739

経常利益 親会社株主に 属する当期 利益

1株当たり当期純利益(EPS)

(単位:円)

150 125 100 200 175 136.06 178.77 174.26

75期 76期 78期

170.31

77期

189.61

79期

(当期)

1,800 1,500 1,200 2,400 2,100 1,995.58 1,860.60 1,771.12

75期 76期 78期

1,922.83

77期

2,152.50

79期

(当期)

75 50 25 0 100 6.9

10.2 9.9 9.0 9.1 78.9

74.8 76.7

75期 76期 78期

77.1

77期

81.2

79期

(当期) 自己資本比率 自己資本当期 利益率(ROE)

(25)

財務および損益の状況(連結)

75期 76期 77期 78期

79期

(当期)

売上高

(百万円) 98,016 95,482 89,373 83,290

83,769

経常利益

(百万円) 10,877 10,524 10,677 7,959

9,886

売上高経常利益率

(%) 11.1 11.0 11.9 9.6

11.8

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円) 7,249 7,377 6,951 5,553

7,739

当期純利益率

(%) 7.39 7.72 7.77 6.66

9.24

1株当たり純資産(BPS)

(円) 1,771.12 1,860.60 1,922.83 1,995.58

2,152.50

1株当たり当期純利益(EPS)

(円) 174.26 178.77 170.31 136.06

189.61

総資産

(百万円) 96,013 101,542 101,780 103,171

108,221

純資産

(百万円) 73,953 75,996 78,539 81,515

87,985

自己資本比率

(%) 76.7 74.8 77.1 78.9

81.2

自己資本当期純利益率(ROE)

(%) 10.2 9.9 9.0 6.9

9.1

総資産経常利益率(ROA)

(%) 11.6 10.7 10.5 7.8

9.4

配当性向

(%) 34.4 33.6 35.2 44.1

36.9

従業員数

(名) 5,477 4,839 4,440 4,314

5,063

23 24

(26)

キヤノン電子グループの現況に関する事項

(4) 重要な親会社および子会社の状況

親会社との関係

親会社名 所在地 事業の内容 (議決権比率)議決権数 関係内容

キヤノン

株式会社 東京都大田区

事務機、カメラ、 光 学 機 器 等 の 製造販売

225,006個 (55.3%)

当社は、親会社製品のカメラ用ユ ニット、レーザープリンター、 レーザースキャナーユニット等の 製造を担当しております。

注. 親会社であるキヤノン株式会社との取引条件を決定するにあたり、市場価格、総原価を勘案して当社希望価格を提示し、交 渉のうえ決定していることから、当社取締役会として当該取引は当社グループの利益を害するものではないと判断しており ます。

重要な子会社の状況

会社名 資本金 議決権比率当社の 主な事業内容

キヤノンエレクトロニクス(マレーシア)

SDN.BHD. 22,500千M$ 100.0% 精密機械器具の製造および販売 キヤノンエレクトロニクスベトナム 

CO.,LTD. 54,000千US$ 100.0% 電子機械器具の製造および販売 キヤノン電子ビジネスシステムズ

株式会社 10百万円 100.0% 事務機等の販売

キヤノンエスキースシステム

株式会社 100百万円 100.0%

顧客情報管理システムの導入コ ンサルティングおよび名刺管理 シ ス テ ム・ 情 報 漏 洩 防 止 ソ リューションの販売

キヤノン電子テクノロジー

株式会社 2,400百万円 100.0%

コンピューターソフトウェアお よびコンピューターシステムの 設計、開発、運用、保守

注. 当事業年度の末日において特定完全子会社はありません。

企業結合等の状況

 当期の連結子会社は10社であり、連結決算の概要は24頁に記載のとおりであります。

(27)

(5) 従業員の状況

(6) 主要拠点

連結

従業員数 前期末比増減

5,063名 +749名

単独

従業員数 前期末比増減

1,716名 +3名

名称   所在地

キヤノン電子株式会社

本社 埼玉県秩父市

東京本社 東京都港区

秩父事業所 埼玉県秩父市 美里事業所 埼玉県児玉郡美里町 赤城事業所 群馬県利根郡昭和村 キヤノンエレクトロニクス(マレーシア)SDN.BHD. 本社 マレーシア キヤノンエレクトロニクス ベトナム CO.,LTD. 本社 ベトナム

キヤノン電子ビジネスシステムズ株式会社 本社 埼玉県秩父市

キヤノンエスキースシステム株式会社 本社 東京都港区

キヤノン電子テクノロジー株式会社 本社 東京都港区

25 26

(28)

2

会社の株式に関する事項

大株主(10名)

株 主 名 持株数(千株)持株比率(%)

キヤノン株式会社 22,500 55.1 ビーエヌピー パリバ セック サービス ルクセンブルグ/

ジャスデック/アバディーン グローバル クライアント アセッツ 944 2.3 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 801 1.9 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 595 1.4 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 493 1.2 第一生命保険株式会社 414 1.0 ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223 370 0.9 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5) 349 0.8 ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140042 295 0.7 ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140044 280 0.6 注. 持株比率は、発行済株式総数から自己株式(1,390,846株)を控除して算出してお

ります。

金融機関 4,549,400 株 ■証券会社 312,088 株

その他の国内法人 23,493,593 株 ■外国法人等 5,789,708 株

個人その他 8,061,751 株

注. 「 個 人 そ の 他 」 の 中 に、 自 己 株 式 (1,390,846株)を含んでおります。

株式の所有者別状況

発行可能株式総数  

60,000,000

発行済株式総数、資本金、株主数

区 分 当期首現在 当期中の増減 当期末現在

発行済株式総数 42,206,540株 ―株 42,206,540株

資  本  金 4,969,150,000円 ―円 4,969,150,000円

株  主  数 16,428名 -1,791名 14,637名

42,206,540

10.8 0.7

55.7 19.1

13.7

0 2,400

0 3,000

400 500

800 1,000

1,200 1,500

2,000 2,500

1,600 2,000

29.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

(単位:円) (単位: 株)

出絗高 株価(終値)

株価の

(平成29年1月1日~平成29年12月31日) ご参考

(29)

3

会社役員に関する事項

(1) 取締役および監査役

地位 氏名 担当または重要な兼職の状況

代表取締役社長 酒 巻   久 (株)富士通ゼネラル社外取締役、(株)ヤオコー社外取締役 取締役副社長 橋 元   健 LBP事業部長兼事務機コンポ事業部長

専務取締役 江 原 孝 志 磁気コンポ事業部長

専務取締役 石 塚   巧 総合管理センター所長兼人事部長

常務取締役 新 井   忠 事務機コンポ事業部副事業部長兼モータ事業部長兼生産技術センター所長 常務取締役 周   耀 民 材料研究所長兼材料研究部長

常務取締役 木 村 彰 良 ※ CSS(Canon Space Solution)委員会委員長 常務取締役 内 山   毅 キヤノン電子テクノロジー(株)代表取締役社長

取締役 高 橋 純 一 NA事業部長

取締役 植 竹 利 雄 調達センター所長兼EI事業部長

取締役 豊 田 正 和 一般財団法人日本エネルギー経済研究所理事長、(株)村田製作所社外取締役、日東電工(株)社外監査役 取締役 内 海 勝 彦 (株)ジャテック代表取締役社長、リリカラ(株)社外取締役 常勤監査役 川 名 達 也

監査役 恩 田 俊 二

監査役 岩 村 修 二

弁護士(長島・大野・常松法律事務所顧問)、 ユニー・ファミリーマートホールディングス(株) 社外監査役、(株)リケン社外監査役、

(株)北海道銀行社外監査役、

年金積立金管理運用独立行政法人経営委員兼監査委員

監査役 中 田 清 穂 (株)アドバネクス社外監査役、公認会計士、(有)ナレッジネットワーク代表取締役社長、 中央宣伝企画(株)非常勤監査役

注 1. ※印の取締役は、平成29年3月29日開催の第78期定時株主総会において新たに選任され、就任いたしました。

2. 取締役 豊田正和、内海勝彦の両氏は会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。また、当社は、かかる両氏を、 東京証券取引所が定める独立役員として、同取引所に対し届け出ております。

3. 監査役 岩村修二、中田清穂の両氏は会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。また、当社は、かかる両氏を、 東京証券取引所が定める独立役員として、同取引所に対し届け出ております。

4. 監査役 中田清穂氏は、公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有するものであります。 5. 取締役 内海勝彦氏の平成30年1月1日現在の「担当または重要な兼職の状況」は以下のとおりです。

内海勝彦 リリカラ(株)社外取締役

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参照

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